活字の嫁入り ~その1~
この度、良縁に恵まれ、寿印刷に活字の嫁入りが決まりました。
活字の実家は、大阪市西区新町の「泰進堂」さん
現在もご夫婦で営業中。今の営業スタイルは活版印刷機を使って樹脂版で印刷されています。
主力は記録紙の印刷。
「最近はデジタル化が進んで、まだこんな記録紙を使ってるのは主に海外や」と社長さん。
これが今回嫁いでくる活字と引き戸ケース。
泰進堂さんでも【阪神・淡路大震災】までは活字が現役で使われていましたが、落下した活字をできるだけケースに戻したものの、活字を使っての印刷は断念されたそうです。
2014年7月8日大安、大型で九州地方直撃と予報されている台風8号の動きと空模様を確認しながらの作業です。
今回は寿印刷三津屋工場から嫁入りのお手伝いに来てくれました。
活字ケースは110枚。元に戻せるように番号札を貼って…。いざ作業開始です。
活字ケースは手前に倒し過ぎると活字が飛び出るので、慎重に…。重い!(1枚7~8kg)
鋼鉄製の引き戸ケースはかなりの重量でした。
車の荷台に活字ケースを斜めに立てかけて。
約3時間で出立準備完了。運転も慎重に。
《グ》「もうすぐ新しい家族がやってくる。実に待ち遠しい。」
~その2~へ続く 公開済みです。
“活字の嫁入り ~その1~” に対して3件のコメントがあります。
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おめでとう。活字の嫁入り(女の子?)。寿さんの活字は男の子?とっても嬉しいお話です。活字がどんどん減る中で、文化を継承していただけるなんて。ありがとうございます。グーテンベルグさんもグ~!グ~!(古い)と喜んでいるようですね。今度、東京から見に行きます。
運んでいただいた社員の皆様と、了承していただいた新社長によろしくお伝えください。工場(旧校舎)ともども大切に!見学できる日を楽しみにしてます。
ご成婚、誠におめでとうございます(^^
うちのお転婆娘をもらって頂き、ありがとうございました。
ほこりまみれで、運ぶのも大変だったと思いますが、
綺麗に着飾ってもらって、これからも色々な人に出会える事が
出来て幸せ活字も幸せでしょう。
末永く、よろしくお願いします。
でも・・・嫁に出す前の掃除は大変でした。(笑)