アナログ大好き!活版再発見!

活版再発見では、活版にまつわる「へ~」「ふ~ん」「そうなんや」というような活版雑学をお伝えします。

 

ボディーから字面じづらが出ている活字

寿印刷活版展示室にて見学できます

欧文(アルファベット)は文字組みが滑らかに並んで見えるようにベースラインが設定されています。

そのため活字を作る鋳造時、ボディーの中央に字面が入れば良いというものではありません。

ボディーから左右へのはみ出しはベタ組みの時、隣の活字と当たってしまいますが、下へのはみ出しは必ず行間インテルが入るのでOKなんですね。

 

版面見はんめんみ

寿印刷活版展示室にて見学できます

これは、鋳造(活字を作る)行程で使う通称「はんめ」という道具です。(横浜の築地活字さんを見学の際に教えて頂きました。)

大文字ではH、小文字ではmがベースラインの基本です。

その基本ベースラインに正しく鋳造できているか確認する為に使用します。


下部に付いているネジを回し、板がせり上がる事によってベースラインの確認ができます。

小さな文字も正確に確認できるようにルーペが固定できます。